Illan Rivière イラン・リヴィエール
1993年生まれ。フランス出身。幼い頃から自分を取り巻くすべてに魅了され、日常のどんなに小さなものごとからでもインスピレーションを受けるような空想家でした。
11歳の時、トライバルフュージョンの妖艶で蛇のような踊りと出会い、レイチェル・ブライスの絶対的影響を受けながら、この新しい世界へとのめりこんでいきました。16歳の時にはすでにレッスンを持つようになり、友人たちと作ったLes Sintisというグループで活動を始めました。
ファレーズ(仏)にあるLouis Liard高校に進むと、ビジュアルアーツと踊りを専攻し、成長とともに自身のビジョンを確固にし、同時に芸術における学びと発見のプロセスに終わりがないことを理解するようになりました。
この3年間に、教師でもあるたくさんのダンスアーティスト達に師事し、広大なコンテンポラリーダンスの世界からダンスの歴史を実技と理論の両方から体感することになりました。
この頃から彼の踊りのフュージョンの部分が劇的に変化し、エスニック要素を多分に含んだコンテンポラリースタイルへと姿を変えていきました。
卒業後、彼は世界中を旅し始め、今まで探求してきたこと、影響を受けてきたもの、世界観、ビジョンを各国のトライバルフュージョン・コミュニティでシェアし、あたたかく迎え入れられました。
それから数年、彼は旅を続け、パフォーマンスやワークショップの経験を積みながら、踊りが感情や癒しを表現するという考えを持つようになりました。
2011年から2016年の間、彼はImajaghanというグループで振付とアートディレクションを担当しながらダンサーとしても参加しました。このグループでは、踊りながら、身体や動きがどのように変化し、そこからどのような新たな発見があり、それによって感情がどのように高まり、それによってさらなる探求がどう起こるかを、試行錯誤できる場でもありました。
現在、彼は定義分けしないような踊りを主張しています。
過去からインスパイアされ、今を創造し、未来をイメージすること。彼のプロジェクトでは、踊りは、共感や愛を通して進化し、進化の結果よりもその過程をもっと大切にするべきだと提唱しています。
ネオ・トライバルフュージョンについて
-トライバルフュージョンの動きのコンテンポラリーダンスに共通する側面-
彼はトライバルフュージョンとコンテンポラリーダンスを同時期に学んだことから、コンテンポラリーダンスの概念でもってテクニックを変換し、トライバルフュージョンの自由で感覚的な部分を表現してきました。
ゆえに、この両方の動きや感覚をミックスしている彼のトライバルフュージョンは常に進化しています。
彼はこの新たな彼独自のテクニックを“ネオ・トライバルフュージョン”と名づけることにしました。
今までのダンス経験におけるすべてを集大成し、このネオ・トライバルフュージョンをより分かりやすく伝えるために、“ONE MOVEMENT”というダンスメソッドを構築しました。
Illan Rivière official site → https://www.illanriviere.com/